アロマセラピー治療の用語集(長谷川桜子)
アロマセラピーの治療のしかた(50音順)
エアフレッシュナー/環境芳香
精油を使って、あたりの空気をかぐわしく高めるエアフレッシュナーにする方法はいくつかあります。
(1)熱湯を入れたボウルに精油を2~3滴入れる。
(2)カーペットに精油を2~3滴散布する。
(3)ろうそくを用いて加熱する、特別なデザインを施した「芳香ランプ」を使用する。
(4)お客さんを歓迎する香りを立てるために、お宅の広間の放熱器の上にあなたの気に入っている精油類を落とす。
(5)電熱式のアロマセラピー用精油バーナーを買う。
(6)精油を加熱することなしに、あたりの空気のなかに精油を送りこむ、電気で動かす「ディフューザー」を使う。
吸入
精油を加えた蒸気の吸入は、呼吸器の病気のために行います。あなたが選んだ精油類を熱湯を張ったボウルに加えます。人によっては、ボウルの上に体をかがめて芳香の蒸気を呼吸している間、頭をタオルでおおうのを好むこともあります。
座浴
これは、腰湯とも呼びます。ふつうの浴槽の底の部分に10センチぐらいお湯を入れるか、このために特別にとっておいたプラスチックのボウルにお湯を入れるかして、いずれもその浴湯のなかに選んだ精油類を落としてよくかきまぜ、そのなかに腰をおろします。
湿布
あらかじめ精油類を加えておいた水やお湯のなかに布や脱脂綿をひたします。この布のサイズは、それで治療する部分によって変わってきます。頭痛のためにひたいに湿布するときはハンカチぐらいが適当な大きさです。眼に湿布をするときは、脱脂綿を丸めたものを用います。胃の部分に湿布する場合は、手ふき用のタオルを使用する、といったぐあいです。また、何を治療するかによって、お湯を使ったり、水を用いたりします。
精油の内用
精油を内用するときに、あとにのべる蜂蜜湯を使用するのでなければ、小さじ半分の赤砂糖に精油(類)を加えて服用して下さい。
足浴
あなたが選んだ精油類を、ボウルのお湯に加えます。あなたがとくに敏感肌であるときには、この足浴がほかのどの治療のしかたよりよいことがときどきあります。
蜂蜜湯
精油を内用するためのいちばん容易な方法です。グラスやコップに小さじ1ぱいの蜂蜜を入れて、そこに約30ミリリットルの熱湯を加え、よくかきまぜて蜂蜜を溶かします。このなかに精油を落とし、もう一度かきまぜます。
この合剤をスプーンですくって飲むのは、ペパーミント油を摂取するもっとも楽しいやりかたです。
皮膚にすりこむ香水
沐浴したあと全身の表面にすりこむことができるデリケートな香りを放つオイルです。このベースオイルには、ホホバ油またはいろいろなナッツ油のうちのどれかを使います。
枕に精油をつける方法
かぜのときにユーカリ油を用いるように、枕に精油類をつけて使用する場合には、精油を枕のへりにつけるようにすることです。そうすれば、精油が肌に直接触れません。夜具にしみをつけるのを避けるために、透明な、あるいは色の薄い精油だけを使用して下さい。
色のついた精油の場合、私は枕元のダークブラウンのテディベアに、ちょこん、とつけてあげます。
マッサージオイル
精油類と、スイートアーモンド油および小麦胚芽油のようなベースオイル類とをブレンドしたものです。ホホバ油を加えることもときどきあります。精油のベースオイルにたいする比率は2対98です。つまり、2パーセントの精油を98パーセントのベースオイルに加えるのです。2パーセントの精油は約40~50滴です〔ベースオイルの量が98ミリリットルの場合です〕。
沐浴
あなたの体温と同じ温度の浴湯に、選んだ精油を数滴加えて、お湯をよくかきまぜてから入って下さい。