先日よりアジアの国々を忠心に行われている女子バレーのワールドグランプリ.
日本の女子チームも大きな活躍を見せているが,そのチームを牽引するのが柳本監督.柳本監督になってから日本チームは飛躍的に実力を上げ,今や世界ランキングでも10位以内に入る程である.

この日本の躍進によってバレーボール協会は長年の赤字続きから黒字に転換できるようで,これを機に柳本監督も選手の待遇を改善するよう協会に直訴し,協会側に飛行機はビジネスクラス,ホテルは4つ星以上,スタッフの充実などの待遇改善を行わせた.

『強くならないとお金は出ない.しかし,強くなるためにはお金が必要』
このジレンマを抜け出す事が,どの競技においても代表監督の背に乗っかかってはいるが,なかなかそう簡単にいく問題でもない.

各競技事情は色々あるにせよ,この混沌から抜け出す事がまずは第一の試練であり,そのための努力をなるべく知恵を絞ってお金を使わずに行う必要がある.
ジュニアからの一貫教育,底辺の拡大,コーチングの向上,従来組織の変革などなど………
自分たちの競技が世界に躍進して行くには何が必要で,何が足りなくて,今求められている要素は何か,やはりもっと本腰を入れて真剣に実行してに移して行く必要があるように思われる.
10年前には低迷の底にいた女子バレーがここまで上昇したきたのだから,他の競技でも可能性が無い訳ではないはずだ.特に女子においては.
また,男子においてもサッカーの例があるように,時間はかかるであろうが不可能ではないと思われる.

その一助に少しでもなれるような存在になれればと思う今日この頃である.


↓15日付けの夕刊フジより

柳本マジックのたね…選手の心つかみヤル気に火

 バレーボールも女が強い。ワールドグランプリ決勝ラウンドで全日本女子は14日、オランダに1セット先取されながら、見事な逆転で3−1と勝利した。

 確かに相手のミスにも助けられたが、柳本監督は、「こちらが準備したことはすべて通用した」と、自信の1勝であることを明かした。

 この日のオランダ戦で活躍した高橋みゆきや竹下佳江主将は、「世界基準では通用しない」と、協会から「全日本入りさせるべきではない」とクギを刺された選手たちだ。
それでも、「オレの目には狂いはない」と、あえて“負け組”を全日本入りさせることでヤル気をあおり、
今や必要不可欠な2本柱になった。

 選手たちは美しさとは裏腹に、主義主張が激しい男勝りのツワモノばかり。
だが、54歳の柳本監督についていくにはワケがあった。

 柳本監督の力で全日本女子の待遇が少しだけアップしたことだ。
バレーボール協会の金庫は、今回の人気沸騰で長年の赤字脱却が見込めるという。
そこで柳本監督は選手の待遇改善を直訴したのだ。「海外移動の飛行機はビジネスクラス。
宿泊ホテルは4つ星以上」

 アテネ五輪前と比べると大きく様変わり。
仙台大会でも高級ホテルに宿泊している。
また、トレーナーなどスタッフも倍増。「全日本に行くと必ず故障して返ってきた」という選手の不満も今はない。
「全日本」が大きなブランドになった。

 16日からは実力では到底及ばない世界3強との3連戦が待っている。
あえて、「ひょっとして…」を期待してしまう。全日本女子バレーの人気の理由はここにある。